EPSONのスキャナー「GT-F500」が使えない...

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先日、PhotoshopやIllustratorをCS3にしましたが、今日、スキャナーを使おうと、スキャンーの準備をしてPhotoshopの「ファイル→読み込みメニュー」を見たら、スキャナーの項目がないではないですか。そういえば、新しいiMacにしてから、ドライバをインストールしていないなと思い、エプソンのサイトからダウンロードしてインストールしました。

スキャナーのドライバーが認識されない

でも、やっぱり、動かない。というか、読み込みメニューにも「GT-F500」の名前は出てこない。インストールしたドライバが間違っていたか?などと思い、エプソンのサイトを確認するも、やっぱり、これしかないみたい。

もう一度、注意書きを良く読んでみると、このドライバーはUniversalバイナリのアプリケーションには対応していないとのこと。「もう、このスキャナーは使えないの?」と思っていたら、Rossetaを使って、Photoshopを起動すれば使えるみたい。

そもそも、Universalアプリケーションとは何か。以前のMachintoshシリーズはPower PCというCPUが使われていましたが、最近は、Intel Macと言われるように、Core 2 DuoなどのIntel製のCPUが使われています。Intel Macでは、PowerPC用に作られたアプリケーションは、使うことが出来ません。Intel Macが発売され、移行されて来ているとはいえ、すべてのユーザーがIntel Macに移行する訳でもなく、Power PCとIntelMacが混在している状況になる訳です。こういった状況への対応のため、アプリケーションメーカーは、一つのアプリケーションの中に、Power PC用とIntel Mac用の二つのプログラムを混在させています。

以前、Apple社はMac OS Xの発売時にMac OS X上では動かないソフトを使えるようにするため、Mac OS X上でOS9を実行させるClassic環境というものを用意しました。OS 9とOS Xの状況は、Power PCとIntel製CPUの状況に似ています。Intel製CPUを使うにあたり、Apple社はRossetaというIntel製CPUのMac上でPower PC用のアプリケーションを使えるようにする仕組みを用意しました。これで、Intel製CPUに対応していないソフトも使えるようになります。

UniversalバイナリではないPower PC専用のソフトは起動させると、自動的にrossetaを使って起動されます。しかし、PhotoshopはUniversalバイナリなのでIntel製CPU用に書かれたプログラムで起動されます。スキャナーのドライバは、Photoshopを起動した時に読み込まれますが、Photoshop自体がPower PC用に書かれたプログラムで起動されていないとドライバーを認識できず機能しません。

IntelMac上でUniversalバイナリのソフトをRossetaを使って起動させる方法は、Rossetaで起動したいアプリケーションのアイコン上で右クリックして「情報を見る」で表示されるウィンドウの一般情報の欄にある「Rossetaを使って開く」にチェックを入れるだけです。ここにチェックが入っていると、チェックをはずすまでRossetaを使ってアプリケーションが立ち上がります。

「Rossetaを使って開く」を選ぶ

「Rossetaで実行中」

スキャナードライバーが認識された

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