スマートホンサイトに案内地図を掲載する場合、ひとつの選択肢としてGoogleマップを使うことがあると思いますが、Googleマップをスマートホンで使う場合、「ブラウザ上で使う場合」と「専用のアプリケーションで使う場合」の2通りがあると思います。
以前は「https://maps.google.co.jp」に住所やズームなどのパラメーターを付けたURLをリンクさせておいて、スマートホン上からそのリンクをクリックすれば「GoogleMaps.app」が起動して地図を表示してくれましたが、今は「MobileSafari.app」が起動してブラウザ上で地図が表示されます。
地図機能としてはブラウザ上でも問題ありませんが、動作スピードなども含めて、やはり専用アプリに比べると使い勝手が劣ると思います。
現在、スマートホンからGoogleMaps.appなどアプリを起動させるにはURLスキームというものを使うと出来るそうです。
URLスキームはアプリごとに決まっていてGoogleMaps.appを起動させたい場合は「comgooglemaps://」というものを使います。
- 通常のWebアドレス - MobileSafariで地図が表示されるURL
- http://maps.google.com/maps?f=q&hl=ja&geocode=&q=35.709246,139.716318&z=19&ie=UTF8&dirflg=w
- URLスキームを使った場合 - GoogleMaps.appで地図が表示される
- comgooglemaps://?q=35.709246,139.716318¢er=35.709246,139.716318&zoom=17
上記のようにURLに似たURLスキームのアドレスにアクセスするとブラウザから専用アプリに切り替わって地図が表示されます。
下記のサイトではマップの項目でブラウザで開く普通のURLとURLスキームを使ったリンクを用意してあります。
高田馬場グルメ:美ら島あぐーロースカツ定食:iPhoneサイト
GoogleMapsのURLスキームについての詳細はGoogle Developersのページに載ってます。
Google Maps URL Scheme
ちなみに高田馬場グルメには1700件強の記事がありますが、URLスキームを使ったアドレスというのは最近になって追加しました。1700件、根気強く追加していったかと言うともちろん違います。
高田馬場グルメはMovable Typeを使って作成していて、お店の場所については住所と北緯東経をカスタムフィールドにそれぞれ登録してあります。そのため1700件強の記事にURLスキームのアドレスを挿入するのも、テンプレートを書き換えて再構築するだけで済みます。CMSにはなるべくプレーンなデータを登録するようにしておけば、データをいろいろなところで使いまわせて便利です。
紙媒体やデジタルサイネージのデータとしての転用なども手軽に出来ます。
MovableTypeはCMSです。