Advanced Photo System(以下APS)で撮っていて良かったことがあったので...。
もう、フィルムカメラなんて跡形もなくデジタルカメラの時代ですが、昔(1999年〜2000年)の写真を整理していてAPSで撮っていたものをプリントショップでCD-ROMに焼いてもらいました。
APSはフィルムですが、撮影した日時やフラッシュ発光の有無などが記録されていて、このプリントショップではそれらの情報をExif情報として画像に記録してくれます。
撮影時の設定、日付・時間、プリントサイズ・枚数指定、コメントなどをフイルムにコーティングされた磁気面に記録し、...
せっかくデジタルデータにしたので撮影場所の位置情報も追加しておこうと、AdobeのLightroomで位置情報を追加していきました。
結構、地味な作業になってしまいますが、写真をLightroomに読み込ませて地図にドラッグ&ドロップしていきます。撮影場所がわからないものは写真に写っているお店や看板などの情報を使って検索してそれらの所在地を特定してGoogle Street Viewで確認するなどということ繰り返します。
大抵の写真は比較的容易に場所がわかるのですが、写真に目印になるようなものがない場合、撮影場所の特定はかなり難しです。目印になるものがない場合、唯一の手がかりが撮影日時です。
撮影場所がわからない場合、撮影場所が特定できている前後の写真の日時と比べます。そして、どちらの方向に進んだのか、おおよそどれくらい進んでいるのかを予測してGoogle Mapsのサテライトモードや3D表示、Google Street Viewで探します。そうすると大抵は見つかります。(100%ではないですが...。)
これで全692枚のうち683枚の写真の撮影場所(アバウトに決めたものを含めて)が特定できました。もし、日時がわからなかったら撮影場所が不明の写真がもっとあったと思います。ほとんど普及することのなかったAPSカメラですが、使っていて良かった。
こんな場所や
こんな場所も見つかりました。
さすがにこれは見つからなかった。
このトカゲの写真はマンハッタン・パブリック・ライブラリーからワシントン・スクエアまで25分くらいで移動している途中で撮影したものなのだが...。
だいたいの見当をつけて決めたものもあります。さすがに砂漠のようなところではわかりません。